京都 むし養い料理

    京都大会の後、 五条大橋の近くにある、約320年続く京麸の店「半兵衛麸」本店に行きました。


     歴史を感じる京町家と石造の洋館が隣接した貫禄ある建物で、京町家特有のうなぎの寝床といわれるように奥が深く、三連のおくどさん(かまど)や釣瓶井戸が並ぶ通り庭(土間)を通って、奥の茶房で「むし養い(むしやしない)料理」というものを食べました。

    「むし養い」とは京言葉で、腹の虫をちょっと養っておく、つまり小腹を満たす軽い食事という意味なのだそうです。


 お麸と湯葉づくしの料理で、さまざまなバリエーションで どれも美味しく、なま麩と湯葉のみぞれあえ、よもぎ麸の白味噌仕立ては絶品で、むし養いどころか、ボリューム満点でした。